じゅんちゃい・凡人中年でもよく学びよく遊ぶ・知りたい・わかりたい・やってみたレポート

ほくろ切除したことや、凡人の韓国語中国語の勉強、取り組んでみたことのレポートを綴っています。※当サイトは「アフィリエイト広告を利用しています」

甘美な言葉に流されない中国語学習 ― 基礎力と目的から考える

   

※この記事は、HSK4に合格し、現在HSK5・中国語検定3級を目指しながら学習を続けている一学習者の視点で書いています。
試験対策はしているのに「聞こえて理解できる実感がない」段階で感じた違和感をまとめました。

00.はじめに|「3ヶ月で○○」という言葉の魅力と違和感

※この記事は特に、HSK対策はしているけれど「聞こえて理解している実感がない」と感じている方、そしてこれから中国語学習を始めようとしている方に向けて書いています。

語学学習の世界では、
「3ヶ月でペラペラ」「半年でHSK5」
といった言葉をよく目にします。

正直に言えば、とても魅力的です。
努力や遠回りをせず、短期間で結果が出るなら、それに越したことはありません。

ただ一方で、私はその言葉に少し距離を置いたほうがいいとも感じています。
それは文句を言いたいからでも、そうした学習法を全否定したいからでもありません。

それはそれ、これはこれ。
短期達成を目指す考え方と、基礎力を積み上げる学習は、切り分けて考える必要があると思うのです。

【もくじ】

00.はじめに|「3ヶ月で○○」という言葉の魅力と違和感

01.「誰でも短期習得」に感じる違和感

02.ダンスにたとえると、基礎力の話はわかりやすい

03.まず整理したい2つの視点

04.私の学習軌跡|遠回りに見えて、無駄ではなかった道
04-01.韓国語学習の経験
04-02.中国語学習のスタートと違和感

05.広告の言葉が刺さった理由

06.試験合格と「聞こえない」現実

07.発音は囚われすぎなくていい、でも決断は必要

08.ここを誤ると、時間とお金を失います|スクール選びの判断軸

09.おわりに|甘美な言葉と、冷静な選択

 

01.「誰でも短期習得」に感じる違和感

習得が早い人をよく観察してみると、
実は完全なゼロスタートではないケースも少なくありません。

たとえば、

  • すでに他言語を学んだ経験がある
  • 声調言語やアルファベット言語に慣れている
  • 身近に中国語話者がいる
  • 学習時間を大量に確保できる環境にある

こうした背景がある場合、「短期」は成立しやすくなります。

また、得意・不得意は人それぞれです。
発音が得意な人もいれば、文法が得意な人、記憶が得意な人もいます。

そのため、「誰でも同じ方法で、同じ期間で」という言葉には、どうしても違和感を覚えます。


02.ダンスにたとえると、基礎力の話はわかりやすい

当たり前かもしれませんが、基礎力が大事という話をします。

ダンスにたとえると、わかりやすいかもしれません。

振り付け自体は、1週間で覚えられるかもしれません。
でも、それをきれいに舞えるかどうかは、基礎力に大きく左右されます。

もし目的が、

  • 余興でなんとなく踊れればいい
  • 雰囲気だけ伝わればいい

のであれば、基礎に時間をかけず、
見せ場の振り付けを重点的に練習するのも合理的です。

語学も同じで、
何を目的にしているのかによって、力の注ぎどころは変わります。


03.まず整理したい2つの視点

学習を始める前、または途中で迷ったときに、
最低限整理しておきたいのが次の2点です。

【目標・目的】

  • 何ができるようになりたいのか
  • 読む?聞く?話す?試験?

【自分の条件】

  • どのくらいの時間を確保できるのか
  • 学習環境はどうか(独学・スクール・周囲の言語環境)
  • 年齢・これまでの語学経験

この分析をせずに、「短期習得」という言葉だけを基準に選ぶと、
後で苦しくなることがあります。

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04.私の学習軌跡|遠回りに見えて、無駄ではなかった道

04-01.韓国語学習の経験

私はまず、2018年秋から2020年まで韓国語を学んでいました。
日本人の先生と韓国人の先生に学び、
コロナ禍では対面レッスンが休止し、独学に切り替えました。

2021年4月には、TOPIK初級を受験。2ヶ月間試験対策に集中し、194点で合格しました。

この経験が、「語学学習は積み重ね」という感覚を作ってくれました。


04-02.中国語学習のスタートと違和感

その後、中国語を学びたいと思い、
基礎を大切にしたいと考えてオンラインスクールを選びました。

システムも先生もとても良く、学習自体に不満はありませんでした。
ただ、学習を進めるうちに、

私の発音、これで本当にいいのかな?

という不安が消えなかったのです。

私には廣東語学習の経験があり、
その分、ピンインや声調を厳密に見てもらう工程が曖昧だったのではと感じ始めました。


05.広告の言葉が刺さった理由

そんなとき、ある中国語コーチングスクールの広告を目にしました。

中国人の先生は、良かれと思って
やる気を削がないために発音が良くなくても
いちいち指摘せずに授業を進めることがある

だから、通じる中国語が話せない

広告文であることは承知していました。
それでも、この言葉は私に強く響きました。

なぜなら、うすうす感じていた違和感を言語化されたからです。


06.試験合格と「聞こえない」現実

その後、HSK受験必須のコーチングスクールに入り、
指示された学習法を忠実にこなし、8ヶ月でHSK4級に合格しました。

49歳で8ヶ月、HSK4合格。
数字だけ見れば、悪くない成果だと思います。

でも、

聞こえて、理解できている

という感覚は、ほとんどありませんでした。

ここで私は、「試験合格」と「運用力」は別物だと、はっきり認識しました。


07.発音は囚われすぎなくていい、でも決断は必要

中国語学習では、最初にピンインと声調を学びます。

会話から入る学習も、楽しさという点ではとても魅力的です。
ドラマやインタビューを「なんとなく理解できればいい」なら、それで十分な場合もあります。

ただ、
人に伝えたい・通じる中国語を話したいのであれば、
発音は省略できない工程です。

  • 母音が主役、子音は添えるだけ
  • 日本語話者の耳では、声調変化を最初から聞き取れない

こうした点を後回しにすると、
後から矯正するのは本当に大変になります。


08.ここを誤ると、時間とお金を失います|スクール選びの判断軸

はっきり言います。
この段階での判断ミスは、時間もお金も静かに失います。

スクールを選ぶ際、料金や「何ヶ月で○○」という言葉だけを見るのは危険です。
特にHSK対策をしているのに「聞こえない」と感じている人ほど、
次の点を必ず確認してください。

  • 発音や声調を、具体的に・繰り返し修正してくれるか
  • 音読を“宿題”ではなく“学習の軸”として扱っているか
  • 試験対策だけでなく、音と意味を結びつける工程があるか

ここが曖昧なまま進むと、
「勉強しているのに、聞こえない」状態が長期化します。

スクールを選ぶ際、料金や期間だけでなく、次の点も確認してみてください。

  • 発音や声調をどの程度、具体的に修正してくれるか
  • 音読をどれだけ重視しているか
  • 目的(試験/会話/運用)とカリキュラムが合っているか

「短期でできる」かどうかより、
自分の目的に合っているかが何より重要です。


09.おわりに|甘美な言葉と、冷静な選択

短期習得をうたう言葉そのものが、悪いわけではありません。
それが合う人も、確かにいます。

ただ、

  • その人の背景
  • 学習条件
  • 目的

を切り離して、「誰でも同じようにできる」と考えるのは危険です。

甘美な言葉に惹かれたときこそ、
一度立ち止まって、

自分は何をしたくて、どこに時間を使えるのか

を考えてみる。

その上で選んだ学習法は、きっと後悔の少ないものになると思います。

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