白水社「中国語の構文攻略ドリル」(青色の本)・一周しての私が感じたメリットデメリット
2024/11/16
00.はじめに
勉強のために、その定義や例文を提示されて学んで理解しても、「理解した気分」になれても、本当に理解しているかどうかに自信が持てないでいました。
その確認に使うのが問題集だけど、問題集って答えを憶えてしまうから、それも本当に理解しているのかどうかに自信が持てないでいました。
そんな時に出会ったのがこの本で、とても使いやすかったです。
https://www.hakusuisha.co.jp/book/b617993.html
レベルについて…
専門家が教材に記してくださっている以下の表にないので、この本の紹介されていたところによる「中国語検定3~2級・HSK5~6級程度」というところが参考レベルかと思われます。
HSK4級をギリギリライン194点合格の私の個人的な感想としては…
もっと初期の段階から使えるシンプルな教材だと思います。
シンプルなので、基礎を固める時期には足りないのかもしれません。
しかし、基礎を踏み固めて中級に進む時に、初級も中級も併せて頭の中スッキリするための一冊だと思います。
以下に、メリット・デメリットを話しますが、あくまで「私は」という内容です。私のメリットが他人にデメリットで、私のデメリットが他人にはメリットという場合もあると思うので、なんでメリットに思ったか?なんでデメリットに思ったか?も記します。
中国語教材ナビ!
ちょっと書き足してPDFにしてみた。https://t.co/u8fQQFGVY7
普通話から台湾華語まで網羅
※難易度評価、カテゴリー分けは個人の好みです。#中国語学習#普通話#台湾華語 pic.twitter.com/KBLFl59sgX— 氷野@キクタン中国語と日記帳 (@cnstation) October 25, 2024
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01.この本のメリット
構文の使い方の説明がシンプル
構文の使い方が、見開き左ページにまとまっています。
それにあわせて、例文もついています。例文の下にピンインあり。
穴埋め問題が見開き右1ページにある
構文の使い方説明のページ左に穴埋め問題が配置されていることで、似たような表現だけれどこの場合どれを使うのかを、確認しながら埋めていくことができます。
もちろん、わかっている場合は、左側の使い方説明を隠して利用することもできます。
穴埋め問題の解答と解説は次の見開き右ページにある
穴埋め問題のページをめくると、次の見開き右ページに解答と解説があります。
(最後の一問は、そのまた次のページになっていることもあります。)
穴埋め問題の解答と解説があるので、すぐに確認できます。解答にはピンインあります。
穴埋め問題のページの次、見開き右ページは中国語作文問題
中国語作文問題の右端には、わからないかもしれない単語が掲載されています。
これにより、構文を理解するという練習に集中できます。
中国語作文問題の解答と解説は、その次の見開きページ
解答と解説の最後に、+αとして、同種の言葉は、このように他にもありますとか、このようにも表現できます。
というようなことが解説されています。
(とりあえず、一周したかったので、今回の周は、+αはあまり見ていません。)
全体に感じるメリット
問題数が、絞られているので、使い方を例文(問題文)で頭に入れられる。
02.この本のデメリット
当然ですが、使ったことがデメリットになる点は一つもありません。
また、私が個人的に不便に感じた点ですが、その不便に感じた点は、たくさんのメリットの中では些末なことです。
ピンインが下にある
私は、学習初心者🔰の時に、ピンインは上についているテキストで基礎を勉強しました。
それこそ、繰り返し行いました。
これは、国語(日本語)を勉強する時のふりがなが漢字の上にあるという状態と似ていて、繰り返し読んでいるうちに頭に入りやすい方法と感じていて、ピンインは上にある方が私にとっては勉強しやすいです。
この本では、ピンインは下段にあるので、それがちょっと学習しづらかったです。
この点は、ピンインや声調の記憶が怪しいものは、上に書き込むことで解消はしていました。
人によっては、下にある方が、テキストを何かで覆って隠しながら、確認するのに良いのかなと想像しています。