「○○いただいて、ありがとうございます。」という言葉のちょっと気持ち悪さ-秘書検定等合格者より…
2016/11/16
いつまでも古語が使われ続けることはなく、言葉は生き物のように変化していきます。そんな中私は化石のように「ら」抜き言葉がいまだに気になります。古語が変化したから現代語があるのもわかりますが、言葉の時代の境目にいると、私のように気持ち悪く感じる人もいると信じています。
☆「ら」抜き言葉とは、例えば「食べられる」を→「食べれる」、「見られる」を→「見れる」というように、
五段活用以外の下一段活用上一段活用の可能を表す動詞の「○○られる」の「ら」を抜いた「○○れる」という言葉です。進化として正式に認められているかどうかはわかりませんが、市民権は得ているようです。
その私が、最近気になっているのは、「○○いただいて、ありがとうございます。」という言葉。
全国経理学校協会主催 秘書能力検定2級合格
日本商工会議所主催 日本語文書処理技能検定3級合格
全国経理学校協会主催 文書処理能力検定1級合格
という微妙な技能検定合格者の私としては、尊敬語と謙譲語の入り混じった言葉にも引っかかっています。
いただいているのは私だけど、他者に対してありがとうございますと述べているのが気持ち悪い感じです。
例文ですと、
「○○いただいた」の主語は私だから謙譲語なのはいいとして、そうしたらそこにつながるのは「うれしいです。」「うれしかったです。」「うれしく思います。」と、自分主体の文章じゃなきゃおかしいのではないかと気になっています。
「ありがとうございます。」を使った一つの文章にしたいのであれば、「○○くださり、ありがとうございます。」と、主語は相手で尊敬語を使うのであれば、スッキリです。
ちなみに、日本語文章に「?」を使うのにもいまだに少し抵抗があります。